こんにちは。Saiです。

 

美術に少しでも興味がある方は
横尾忠則氏、岡本太郎氏のお名前は耳にした事、
または作品を目にしたことはあるのではと思います。

 

ちょうどいま、自分のなかで、
両氏の本が読みたくなって、
アマゾンマーケットプレイスで
気になったものを購入し暇を見つけて読んでます。

 

きっと、ブログを綴っていくうえでネタが尽きるから(^▽^)
いやいや、そうではなくてモノヅクリの先輩達の
経験から紡ぎ出すお言葉を勉強したいと思ったからですね。
それも自分のなかでは対照的なお二人かなと感じたもので…。

 

巨匠すぎるほど巨匠なので、
著書、作品集も数多く刊行されています。

 

で、今回の記事は横尾氏について。です。

 

氏と言えば、グラフィックデザイナーで
世界的に評価されるお仕事をされ、
80年代に画家宣言をされ、美術活動に軸を移されました。
(〜宣言という言葉、行為がお好きなようです^ ^)

 

私が20歳の頃、ちょうど地元デパートで
ポスターをはじめとしたデザイン作品の展覧会が
開催されていて夏休みに観に行った事があります。

 

⇂⇂⇂この有名なポスターも展示されてました!
 

 
とはいえ、美大1年生なんてデザインの事などたいして理解しておらず、
なんとな〜〜く眺めて終わった。というところが正直なところでした。
後年、冊子を見直したり、作品を思い出したりして…..
とても恵まれたお仕事をされてたんだな〜と感じたものでした。
私なんかがおこがましいですが….。

 
でも、その恵まれた環境を引き寄せたのも
紛れもなく横尾氏自身であり、運でもあり、実力でもあるわけです。
それだけの偉大なる器の方なんですね!

 

⇂⇂⇂この本は2010年に刊行の収録点数約900点!横尾忠則の全ポスター集成。
 

 
もともとの才能というものも当然あります。
下の画像は横尾氏が5歳の時に模写した絵です。信じられない画力です。
(ほんの一部だけ画像を^ ^)

 
2564-2

 
もともと自分は模写から始まった美術・創作活動だ。と
おっしゃってます。書道なんかもめちゃくちゃお上手なのですが、
模写の延長で簡単にできてしまうのであまり面白味を
感じなかったそうです。

 

その書道作品も上の5歳時の模写絵も⇂⇂⇂この本に掲載されています。

 

 
んでもって….今回、読んだ本(新書)は題名が惹かれました。

 

死なないつもり

 
刊行が2016年ですから、つい最近のお考えを
まとめたものなんです。そこも興味がありました。
いま、氏はどんな事を考えていらっしゃるのだろう。と。

 

齢81(2017.10現在)とのこと。信じられないくらいお若いですが….
髪の毛もふっさふさですしね。

 

1冊を通して感じたのは、
「他力」で生きているということ。
精神世界にも傾倒されていた(る)氏らしいなあと感じました。
「オレはこうだ。」と決めつけない生き方ですね。
何者かに動かされて生きているという体です。

 

ふわふわ〜とした感じにも受け取られますが、
近年、横尾氏が骨折をして入院されたときのこと。

 

入院中は本当に何もしなかった。無為の行為です。
(中略)リラックスしようとか、リラックスのために何かをしようという
目的を持つとかえって緊張するので、とにかく何もしない。

 

と書かれてあります。
「努力」というのは日本人が大好きな言葉、行為ですが、
行き過ぎると過緊張につながり、自然治癒力を発揮させるリラックスには
ほど遠くなるということですね。

 

体験的にも分かられているうえでの「他力」ということです。

 

本を開いた最初に

「努力は最小限でいい。」
「日本人は努力しすぎじゃないですか。」

とも書かれてあります。

 

まあ、それと直接リンクする言葉ではないかもしれませんが、
本の一節に、

 

アイディアは、時間をかけてこねくり回すとロクなことになりません。
いろいろな価値観に当てはめようとすると、
結局、平均的なものにしかならないし。

 

という一文がありました。
横尾氏ならではの金言かとは思いますが…..

 

これ、私の生業のデザイン業界でも感じることは多いです。
いろんな人の意見を聞きすぎると
ツマンねえなあ〜。普通だな〜みたいな
デザインになることもあります。たしかに。
そこは否めないところ(* ̄ー ̄)

 
しかもそれは予算をかければかけるほど、
大きい仕事になればなるほどいろんな人の意見が入りがちです。
比例していくと思います。

 
で….興味ないとは思いますがww
私自身の創作現場においても、
アイデアをグダグダと練りあげるという行為はあまりしません。
(デザイン分野にもよると思います。)

 
打ち合わせや、依頼をいただいた電話、メールで仕事内容を
聞いたその時点で割とデザインイメージは浮かびます。
(もちろん浮かばない時もけっこうある。笑)

 

で、だいたい最初に浮かんだものが良かったりしますね〜〜。
いろいろと考えて一周まわってきて
到着するのが最初のものだったりします^ ^
それを《直感》といえばそうかもしれません。

で、そのレベルの作品かよ。ってうのはナシで(* ̄∇ ̄*)

 

私の仕事については⇀コチラ

 
で、アイデア(案)を出すまでは死ぬほどなんて(*´∇`*)苦労しませんが、
そこからは相手先が検討することですから…..(笑)
まさに他力によるところも多いわけでございます。

 
最後に、なぜ今回の書籍タイトルにしたか。
それは本書の第3章「ビバ!老人文化」にヒントがあるように思います。

そして横尾氏レベルの方ですと
本当にこのままず〜〜〜っと創作活動をやられてる気がしますね。
それでなくても画家は長生きの方が多いです。

その理由もこの本に書かれてありますヨ^ ^

 
ではでは、今日はこの辺で。

 

iroha-head

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